スマホと眼2

先月号で、スマホ他ブルーライトを長時間浴びる危険性についてお伝えしました。
具体的対策としては・・・
①「20分間VDT作業をしたら、20秒間、20フィート(約6m)先を見る」
 アメリカ発の「20-20-20ルール」、20分はムリでも、
 1時間に1回は席を立って遠くを見る。
 キーボードやマウス作業時は肩甲骨が挙上した姿勢で固定されており、
 肩こりを起こしやすい状態ですから、
 離席して歩き回ったり、軽く伸びをするだけでも、肩や首周りの筋肉を緩め、
 血流を促進し、脳の疲労をとることにつながります。
②タオルを濡らしてレンジで1分チン → 目の上に
 画面に集中していると、まばたきは通常時の1/3に激減、
 ドライアイの引き金になります。
 (集中=交感神経優位=涙は出にくい)
 レンチンタオルは蒸気の力も手伝い、ドライアイにも効果があります。
 
 勤務後に20分程度温熱療法を行い、その前後で瞳孔とピント合わせ機能を測定したところ、
 手前にピントが合っていた人達が、温熱療法後は遠くまでピント合わせができるようになっていた、
 という実験結果もあります。
 眼を温めることで、脳もリラックス(=自律神経を落ち着かせる)できますし、一石二鳥ですね。
 
③眼球運動とツボ圧し
 
 眼球自体をゴリゴリ上から圧してマッサージをするのはNG!
 40台以降は硝子体が年齢とともに弱くなっていき、網膜を傷つける可能性もあります。
 眉頭には「攅竹(さんちく)」、眼がしらには「晴明(せいめい)」、
 こめかみには「太陽」、 頬の上部には「四白」(しはく)。
 これらのツボは圧すと涙の量が増え、眼球を潤してくれます。
 また、横、上、下・・・と眼球を動かすと、眼筋がほぐれますから、
 単純な眼球体操も意外と効果的です。
④合谷(ごうこく)にお灸

 

 何がなくとも、目には合谷!
 合谷は顔面部トラブルの救世主。
 口角炎、口内炎、吹き出物、鼻づまり鼻水、目の疲れに痛み、歯痛・・・
 合谷バンザイ!
 手の親指と人差し指の間の凹みにお灸をしてあげましょう。
 
 私が勝手に「足の合谷」と名付けている、
 足の親指と人差し指の間にある「太衝(たいしょう)」というツボも
 目には効果的ですから、手足一緒にすえてあげるとより効果的!
 
 お灸をお持ちでない方は、熱いお湯に浸して温めたスプーンを
 ツボに当てる「スプーン灸」を試してみてください。
 これなら職場で目の周りにもできますね(^^)
 
五感の中でも8割が視覚によると言われるほど
眼の負担は大きいもの。
眼が明るくなると、頭もスッキリ、気持ちもスッキリ。
 
梅雨で滅入りがちな気持ちをスッキリさせましょう☆☆