Vol.131
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爽やかな秋晴れが続いています。
今年もどんぐりを拾い集めて飾り、栗を煮て・・・
四季があるって良いですね~
季節季節の営みを目にし、手にしているだけで、
幸せだと感じるのは、
さて、前回、お灸をすえるにあたっての注意事項と、
お灸が効くワケについてお話しました。
10月半ばからはカルチャーセンターでのお灸講座も始まりますし
せっかくですので、
お灸興味ないよ~という方も、寒くなる頃には、
その気になるはず?!
嬉しいことに、メルマガ読者の方よりリクエスト頂き、
9月半ばに一度お灸教室を開催いたしました。
最初は え~、分からない~と難儀したツボ探しも、
終わる頃には、ここは?ここも?と白熱!
実際に自分たちでもぐさを作ってみたり、見て触って嗅いで・・・
五感フル活用の充実した時間でした。
感謝です!
また、同じく読者の方が数名、下記カルチャースクールでの講座に
ご参加くださると連絡を頂戴しました。
こちらもありがとうございます!
再会を楽しみにしております。
武蔵境セブンカルチャー (木)10/23、11/27、12/25 13:30~15:00
http://www.7cn.co.jp/7cn/
橋本セブンカルチャー (火)10/14、11/11、12/9 11:30~13:00
http://www.7cn.co.jp/7cn/
八王子NHK文化センター (金)10/17、11/21、12/19 13:00~14:30
https://www.nhk-cul.co.jp/
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さて、お灸で使うもぐさ、元はなんだかご存知ですか?
道端にそこかしこに生えていて、草餅にしておいしい・・・
といえば!
ハイ、当然よもぎ(蓬)ですね。
お灸用のよもぎは、
夏までしっかり茂らせた大きな葉を使います。
もぐさを作る過程は、お灸教室でやりますので、
ぜひそちらにご参加いただくことにして、
今回はもぐさの原料、よもぎの効能についてお伝えします。
よもぎは、善く燃えることから「善燃草」、また、
と言われるほど、そこいらじゅうに生える生命力の強い草です。
西洋においては「ハーブの女王」、東洋においても頼もしい「
古くから重宝されてきました。
「気を益し、肌を満たし、目を明らかにし、久しく服すれば
飢えず、老いず、身を軽くす」
不老不死の仙人の住む山「蓬莱山」。これも蓬、ですものね。
実際、食物繊維やカロチンがほうれん草の10倍ほどもあり、
特に食物繊維の約5000分の1の大きさだという「
小腸じゅう毛に入り込んだダイオキシンや有害金属などの物質を
取り除いてくれるのだそうです。
じゅう毛には毛細血管が豊富ですから、血液も浄化してくれます。
と言っても、食材としては、草餅、くらいしか思い浮かびません・
が、沖縄のスーパーや八百屋さんではふつうに見かけます。
沖縄在住、出身、または沖縄通の方、分かります?!
その名も「フーチバー」
天ぷらやじゅーしぃ(炊き込みご飯)、麺類や汁物のトッピング、
肉汁や魚のにおい消しとして日常登場する、なじみの食材です。
沖縄のフーチバーは本土の蓬と種類が違うため、
苦味が少なく、柔らかです。
とは言え、やはり苦いものは苦いですし、
パクチーのようににおい自体が気になるという人も?!
いずれにせよ、本土よりは口にする機会が圧倒的に多いです。
それなら・・・と思ってクックパッドを開いたら、なんと1,
約半数は乾燥ヨモギを使ったものですが、
興味のある方はぜひ、
また、ヨモギは外用薬としても優等生。
切り傷や虫刺され、かゆみ止めには、
葉っぱを直接すり込んでやれば良いですし、
しっかり乾燥させたヨモギの葉を袋に入れ、
お風呂に浮かべれば体の芯からポッカポカ、
肩こり・腰痛、手足のむくみ、下痢・便秘を緩和してくれます。
さらには殺菌作用が強いため、皮膚の荒れやかゆみにも効果的で、
血行をよくすることから、つるつる美肌になれます♪
血液を浄化し、血行をよくする、と言えば・・・
少し前にはやった、韓国のよもぎ蒸し。
まさに、よもぎの成分を温熱効果とともに体内に取り込むスゴ技。
他にも、なんと生理用ナプキンのように、直接おしもに当てる、
よもぎ温熱パッド、なるものもあり、
前回も書きましたが、
増血/強心/止血作用は、鍼にはない、お灸だけが持つ特徴です。
それは、ヨモギの成分をたっぷり体に取り込むことにあります。
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発行人 : 鍼灸室 『らくみ』 鍼灸師 福里 真希